本日は、税務広報広聴官についてお話したいと思います。
有川浩さん原作の「空飛ぶ広報室」が、現在TVドラマで放映されています。
舞台は航空自衛隊の広報室。
綾野剛さん扮する戦闘機のパイロットが不慮の事故により資格を剥奪され、
失意のまままったく畑違いの「広報官」として働く姿を描いています。
民間企業と異なり、自衛官の採用制度を考えると、
「広報マン」の適性がある人間を集めるというのは、至難の業です。
それでも人的リソースをやり繰りしながら、自衛隊「特有」の広報ができる人材を
育てていかなければなりません。
知られざる自衛隊の「お仕事」の一面が垣間見られるドラマです。
実は、国税にも「税務広報広聴官」という広報担当が置かれています。
「税務広報広聴官」は、租税教育や広報広聴活動に携わる事務官で、
平成3年度(1991年度)の機構改革により、県庁所在地などの主要84税務署に
原則1署2人体制で配置されています。
テレビ・ラジオ等のメディア対応、HP運営や統計情報の公表、「国税のしおり」等の
広報資料の作成、「税を知る週間」の実施、確定申告期の周知などの広報活動を行っています。
彼らは租税教育活動として、小中学生などを対象に「租税教室」を開催しています。
そこでジュラルミンケースに入れた「1億円レプリカ」を生徒に持たせて、
「さて何kgでしょうか?」とやる訳です。
かなり人気の企画であるとのことです。(正解は10kg)
このレプリカは、金融機関等にも引き合いがあるようです。
また、国税庁では「国税庁ホームページ新着情報」と「国税庁メールマガジン」の
二つのメール配信サービスを行っています。(詳しくは、国税庁HPをご参照下さい)