パ-トタイマーへの給料の考え方

本日は、パ-トタイマーへの給料の考え方についてお話したいと思います。

パ-トタイマーの方については、時間給で限られた時間をコツコツと真面目に働いてくれる方が
多いと思いますが、募集しても思うように集まらなかったり・すぐ辞めてしまったりと、
採用側の悩みもあります。

パ-トタイマーの特性や税法上の制限等も考慮しながら、普通の方を採用し、
真面目にコツコツと働いてもらうにはどうしたらよいでしょうか?

時給は、職安などで業務により公表されています。

応募者は、その業務のどのレベルの人が欲しいかにより、応募者層が決まってきます。

①募集する時は時給に幅を持たせず、わかりやすく一本化する方がよいでしょう。

 「経験や能力で時給に幅を持たせる」と言っても、面接だけで見極めるのは難しいため、
 普通の能力のある人を採用する考え方で時給を決めて・募集する方が、
 求める人を決めやすいと思います。

②設定した時給に合う人を採用すればよく、時給に幅を持たせると数人同時採用となった時には
 低い人が「なぜ自分は?」と不信感を持たれてしまうことがあります。

③普通の仕事の賃金目安は、最低賃金にプラス100円程度でしょう。

 この額であれば、普通の人が応募してくれるでしょう。

 もちろん、地域により物価の高い都市部ではプラス150円・200円と言う場合もあるでしょう。

④採用時の時給がいくらであっても、その後の昇給がないとモチベーションが下がるので、
 毎年10円でもアップした方がやる気が続きます。

 毎日の買い物の細かい金額のやりくりを頑張っている主婦の方には、励みになるものです。

⑤パ-トタイマーの時給は、勤続年数で決める方が一番もめないと言えるかもしれません。

 入社の順番は誰もが知っていることだからです。

 もちろん、途中で仕事内容が変わったというような時は、話し合いの上、
 再考する必要はあるでしょう。

⑥年収制限の問題は、当然考慮しなければならない事項でしょう。

 税法上の年収制限内で働きたいと言う希望ならば、年末の忙しい時期に休まれないように、
 勤務時間は前もって休ませて減らしておくようにしておくべきでしょう。